ひとり一人ができること~20秒間の手洗い

新型コロナウイルス(covid-19)は、
風邪や季節性インフルエンザ対策と同様に
おひとりお一人の咳エチケットや手洗いなどの実施が
とても重要です。

⑴手洗い

 ドアノブや電車のつり革など様々なものに触れることにより、
自分の手にもウイルスが付着している可能性があります。
外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前などこまめに手を洗います。

手洗いは流水と石けんで15秒以上行い、水分を十分にふきとりましょう。
手が洗えない場合、手指アルコール製剤(手ピカジェルなど、エタノールを60〜80%程度ふくむもの)による消毒も効果があります。

また、他の人にうつさないために

⑵咳エチケット

 くしゃみや咳が出るときは、飛沫にウイルスを含んでいるかもしれませんので、次のような咳エチケットを心がけましょう。

・マスクを着用します。
・ティッシュなどで鼻と口を覆います。
・とっさの時は袖や上着の内側でおおいます。
・周囲の人からなるべく離れます。



https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html

【以下新聞より抜粋しました。】

今回の新型コロナウイルスがどのくらい危ないものなのかは、まだはっきりしていません。
もともとコロナウイルスは風邪の原因ウイルスとしてありふれたもので、それほど危険でないと考えられていました。

しかし、2002年に中国で流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)の患者数は
200211 月〜20038月で中国を中心に8096人で、うち774人が死亡しました。
ここから致死率を計算すると9.5%となります。
日本で患者は出ていません。結局、流行は続かず、20037月にWHOが終息を宣言しました。

2012年に中東で流行が始まったMERS(中東呼吸器症候群)は、
中東地域では今も断続的に患者が発生しています。
日本では患者が出ていないものの、韓国では2015年に38人が死亡し、
2018年にも中東に出張していた男性の発症が確認されました。
WHOによると、致死率は34.4%ときわめて高い。

上は21日付ニューヨークタイムズに載った図を日本語にしたもの縦軸です。
対数目盛りで表示された致死率です。
横軸は患者1人が何人にうつすかを示した数字です。