猫ちゃんの放し飼いの割合は全国においては
2014年の15.8%から2019年には11%にまで減少したと推計されています。
昔の日本でよく見られた
サザエさんの「タマ」のような飼育法はもう終わりです。
猫ちゃんの放し飼いは、現代においてはネグレクトという動物虐待とみなされます。
猫好きを自認するならば、
【健康と安全が確実に守られる「完全室内飼い」という飼育方法】を徹底しなければなりません。
その代わり
「環境エンリッチメント」を充実させ、室内にいてもストレスを感じないよう色々な工夫をしてあげましょう。 資料提供:「子猫のへや」
✨「なごやかキャットサポーター活動」をされている
Kさんのことを紹介するのは3度目です。
現在も試行錯誤の中で、仲間たちと一緒に頑張っています。
先日、地域の人々にこのような回覧を回されました。
昨年9月に生まれた3匹の子猫のうち
1匹目はわずかな期間でいなくなりました。
2匹目は元気で活動的な子猫でしたが、ある日、
自転車にでもあたったのでしょうか
歩道で小さな命が消えました。
3匹目は昨日、道路脇で死んでいました
生まれて10ヶ月の短い命でした。
Kさんは、
猫たちが外で生き抜くことの
過酷さを実感したと言われました。
安全な家があるのに猫を屋外に出すことは、
病気が蔓延する屋外に子供を置き去りにするのと同じことです。
病気のリスク
動物虐待のリスク
負傷するリスク
路上死するリスク
🐾猫の交通事故死は
殺処分の8倍!
資料提供 「人と動物の共生センター」
何と殺処分数の8倍以上の猫が
交通事故死しているそうです。
猫も室内飼いが当然になって来たので、事故に遭ったのは野良が多いでしょう。
飢えや寒さの他に車社会とも戦わなければならない野良さん達の過酷な生に思いを馳せ
暗澹(あんたん)たる気持ちになるのは皆さんも同じだと思います。
自動運転を実現するテクノロジーが、野外で暮らす動物たちの
いのちひとつも守れないのでしょうか。
どうか車を運転する際には猫の飛び出しにも十分に気を配りましょう。
●放し飼いの言い分と矛盾
猫を放し飼いにしている人からよく聞く言い訳は
「猫の自然な行動を促している」とか
「猫のストレス解消のため」というものです。
あるいは「外に出さないと猫が病気になる」といったパターンもあります。
こうした言い分は一見すると正論に聞こえますが、猫を外に出すことによって
病気のリスクが高まったり死亡リスクが高まったりします。
つまり猫の健康や福祉の向上を目的として行っているはずの行為が
逆に猫の不健康と寿命の短縮化を招いているのです。