災害対策としての「満タン&灯油プラス1缶運動」って何?

「満タン&灯油プラス1缶運動」という言葉をご存知でしょうか?

この運動についてお話をする前に、この運動が始まるきっかけについてお話します。

日本ではこれまで、阪神・淡路大震災(1995年、M7.3)に始まり、
東日本大震災(2011年、M9.0)や熊本地震(2016年、M7.3)と
巨大な地震に見舞われてきました。

そして、近い将来、南海トラフ地震(M9)や首都直下地震(M7.3)が発生することが想定されており、
国・地方自治体では、安全対策・防災対策の整備が進められています。

これらの災害が起こったとき、車中の避難生活のためのガソリン・軽油、暖房用の灯油を求める大勢のお客様が
ガソリンスタンドに殺到したり、交通網の遮断や一時的な供給量の縮小で、
全てのお客様がお買い求めできない事態が起こりました。

また、ガソリンスタンド周辺の道路では大渋滞が発生してしまい、
緊急車両や救援物資を積んだトラックの運行を妨げる事態が発生するなど、
避難されている方はもちろん、地域住民の生活にも大きな影響を与えました。

そのような中で誕生したのが、この「満タン&灯油プラス1缶運動」です。

災害発生時の「安心」のために、車は常に満タンを心がける、
暖房用の灯油は1缶余分に買い置くことを心がける「満タン&灯油プラス1缶運動」が
内閣府政策統括官(防災担当)をはじめとした国の支援のもと広がっています。

大切な家族を守り、周りの方も守る、その安心のために
是非、「満タン&灯油プラス1缶運動」をご活用ください。