寒さの厳しい冬は
温かい寝床のない猫たちには命を奪われかねない季節です。
中でも子猫と老猫にとっては
ただの風邪が数日で悪化し、”目ヤニ・鼻水・口内炎……”の症状が
猫たちを死に追いやります。
数年間、保護猫の活動をされてきたKさんと仲間たちの猫にも
今年の寒さが
いつの間にか年を取っていた”ハハ”に異変をもたらしました。
これまで一度も触れられなかった”ハハ”が草の中でうずくまり、じっと何かに耐えているようです。
Kさんは、見るからに状態が悪い”ハハ”を保護し(人が触れても抵抗しない)
獣医さんのもとへ。
いつの間にか年老いていた”ハハ”はひどい風邪をひきこみ
すでに瀕死状態です。
寝場所を確保し、暖かい毛布とホカロンに包まれ、これまで私たちが見たことのない安堵した優しい顔つきの”ハハ”。
このお話を思い出します。
”ペットの声が聞こえたら”より
”ハハ”の声が聞こえたら……