冷蔵庫NGな たべもの

私たちがなにげに冷蔵庫でストックしてる野菜や果物たち。
おいしく食べるためには、冷蔵庫に入れない方がベストな食材を探してみました。
⒈ りんご
りんごには真ん中に一輪「中心花」という花があって、
そのまわりに側花(そっか)という花が4~5輪あります。
まずそのなかで中心花が咲きます。
続いて2番花、3番花と続いていきます。
りんごを毎日欠かさず食べている人必見!
りんごは実は、冷蔵庫で冷やしてはいけない食品の一つです。
りんごは天然ガスを放出するので、冷蔵庫に入れると成熟が速まり、
かえって腐りやすくなってしまいます。
冷蔵庫から取り出して、常温で保存しましょう。
フルーツバスケットなどに入れて保管することで、
2週間は持たせることができます。
また、りんごは室温に置いておいた方が栄養価もアップするのです。
りんごをさらに長持ちさせたいのであれば、
一つ一つを新聞紙でくるんであげましょう。
りんごが一つ腐ったとしても、
新聞紙でくるんでおけば他のりんごとの接触を防げるので、
長持ちしやすくなります。
⒉ 人参
ニンジン(人参)の花期は6月から8月で花は白です。
花は5枚花弁でニンジンの花の姿は
セリ科特有の散形花序をした形が特徴的です。
ニンジンの葉はとても細かく切れ込みが入っていて、
まるでレースのような見た目をしています。
ニンジンの葉はやわらかく、
栄養価も高いのでぜひ捨てないで食べたいですね。
意外かもしれませんが、人参は冷蔵庫で保管する必要はありません。
また、人参は直射日光を嫌います。
人参を冷蔵庫に入れて保管するという方は、
人参がすぐにしなってしまうことをご存じかと思います。
人参を冷蔵庫に入れると、水分が出てしおれてしまいます。
また、室温保存でも直射日光を避ける必要があります。
人参がより長持ちするベストな保管場所は、
湿度が低く日の当たらない場所です。
人参がたくさん余っていて長期保存したい場合は、
細かく切ってジップロックなどに密封し、冷凍庫に入れておくのも手です。
⒊ たまご
沸騰したお湯から茹でるほうが実は黄身の片寄りが少なく茹でられるのでおすすめです。
茹であがったら、氷水で3分以上冷やします。
卵は実は冷蔵庫で保管しなくても良いのですが、
国によっては冷蔵庫に入れての販売を義務付けているところもあります。
保存場所はどこであれ、
卵は売られている時についてきた箱に入れたままにすることが大切です。
冷蔵庫によっては、卵専用の棚が設置されていることがありますね。
箱を捨ててこちらに入れ替えてしまいたくなりますが、
実はこれはおすすめできない方法です。
箱に入れておくことで、卵が割れるのを防いでくれるのはもちろん、
冷蔵庫の中のものの臭いが卵に移るのを防いでくれます。
卵は殻に包まれていますが、殻の表面には無数の小さな毛穴が存在します。
ここから卵の中に臭いが移って、風味が落ちたりしてしまうのです。
また、箱を捨ててしまうと賞味期限を確認できなくなることもあるので、
箱は捨てないでおきましょう。
⒋ とうがらし
日本産のトウガラシは、世界でもっとも品質がよく、
辛味、風味、色調ともに優れ、
本鷹(ほんたか)、鷹の爪(たかのつめ)、三鷹(さんたか)、
八房(やつぶさ)などの品種は有名である。
トウガラシは、冷蔵庫に入れてはいけないものの一つです。
トウガラシを長期保管したいのであれば、
冷蔵庫ではなく冷凍庫に入れましょう。
そうすれば、白くなって味が落ちることもありません。
多くの野菜は、冷凍庫に入れてから解凍すると水分でふやけてしまいます。
しかし、トウガラシはそうなることはありません。
多少の歯ごたえの変化はありますが、唐辛子の新鮮な味は保つことができます。
トウガラシを解凍したら、様々な使い道があります。
ファヒータやサルサ、その他通常はコショウで辛みをつけている料理であれば何でも、
刻んで入れてみましょう。
トウガラシを冷凍保存するメリットの一つが、切り刻みやすくなることです。
⒌ とまと
リコピンの1日当たりの摂取目安量は15〜20mgなので、
それを基準に考えると、生トマト2個、ミニトマト10〜15個が理想と考えられます。
トマトジュースでは約1杯、
ケチャップで大さじ4杯程度の量となります(含有量は商品によって異なります)。
トマトジュースやケチャップ、トマト缶などになるとぎゅっと栄養素が凝縮されているため、
意外とすんなり目安量が摂取できてしまうのです。
トマトを熟させるためには、常温に置いておく必要があります。
トマトが熟しやすい環境は、涼しくて風通しが良く、湿度の高くない場所です。
トマトを買って来たら、ボウルなどに入れてカウンターに置いておきましょう。
冷蔵保存してしまうと、味、栄養価、舌触りが落ちてしまいます。
また、味がさらに酸っぱくなってしまう可能性があります。
冷たいトマトを食べるのが好きな場合は、熟れてから冷蔵庫に入れてあげましょう。
カウンターに置くのがおすすめとはいえ、直射日光は避けましょう。
もう一つトマトを長持ちさせるコツは、ヘタを下にして置いておくということです。
⒍ ばなな
バナナはビタミンやミネラル、
食物繊維がバランスよく含まれているので、
美肌効果・貧血予防・熱中症予防・便秘予防など
さまざまな効果が期待出来ます。
さらにバナナはいろいろな種類の糖を含み、
それぞれ体内に吸収される速度が違う為、
血糖値の上昇が緩やかになり、脂肪を溜め込むことを防ぎ、
ダイエット効果も期待出来る食品です。
バナナを冷蔵庫に入れてはいけないというのは、ご存じの方も多いかと思います。
バナナは低温ではゆっくり熟成していくという特徴がありますが、
冷蔵庫に入れてしまうと、あっという間に皮が茶色っぽくなってしまいます。
バナナを長持ちさせたいのであれば、一本一本つながっているのを切り分けましょう。
そして、一本ずつビニール袋かラップに包んで室温で保管します。
また、バナナハンガーに房ごと掛けても良いでしょう。
バナナハンガーは、バナナ同士がこすれ合ったり、
房の下の方にあるバナナがつぶれて傷むのを防止してくれます。
⒎ きゅうり
きゅうりは、包丁できるよりも、手でちぎった方が、
味がよく染み込みます。
すぐに食べても美味しいですが、
袋などに入れてしばらく置いておくと、
より味が染みて美味しくなります
ひんやり冷えたきゅうりは美味しいですが、冷蔵庫は実はベストな保存場所ではありません。
きゅうりは暑い夏に収穫できる野菜ですので、実は寒さに弱いことはご存じでしょうか?
冷気はキュウリをしならせてしまい、風味が失われてしまいます。
キュウリのベストな保存場所は、カウンターの上です。
きゅうりを買って来たら、まず付着している水分をふき取りましょう。
表面に水分が付着しているまま置いておくと、キュウリは早く劣化してしまいます。
水分をふき取ったら、新しいキッチンペーパーで包んでおきましょう。
このひと手間をかけることで、室内の湿気によりきゅうりがしおれることや、
汚れやカビなどを防止できます。
冷えたキュウリが食べたい場合は、食べる前に冷水や氷水につけてみましょう。
⒏ なす
「栄養がない」といわれるのは、
なすに含まれる水分が約93%と多いから。
そのため100gあたりのカロリーは18kcalで、
同じく「栄養がない」といわれる
きゅうり(13kcal/100g)やもやし(15kcal/100g)と
同程度のカロリーです。
カロリーが低い野菜に分類されるので、ダイエット中にもおすすめできる野菜です。
茄子を冷蔵庫に入れると、すぐにしなびてしまいます。
茄子は栄養価が高いですが、意外なほど繊細な食べ物です。
日光と温度、一緒に保管する野菜によっても影響を受けます。
茄子は、お店では常温の売り場に置かれていることがほとんどです。
それと同じように、家庭でも常温保存が可能です。
ただし、直射日光の当たらない場所に置きましょう。
⒐ たまねぎ
タマネギの花はネギの花にとても似ていて、
丸く密集して咲く特徴があります。
タマネギの花期は6月から9月で、
ふわふわとかわいらしい様子から
ネギボウズと呼ばれることもあります。
この呼び名は、タマネギのことを指すわけではなく、
ネギ全般の花のことです。
にんにく同様、玉ねぎを冷蔵庫に入れてしまうと
傷みやすくなることがあります。
玉ねぎの鮮度を保つには、
涼しくて湿度の低い暗い場所に置くようにします。
玉ねぎは、他の食品とは分けておいた方が良いです。
皮がついている玉ねぎは常温保存が適していますが、
皮を剥いてしまって残ったものは、
密閉して冷蔵庫に入れておくのが理想です。
切っていない場合は10~14日間、切ってしまった場合は7~10日間、
冷蔵庫で保存できます。
玉ねぎを箱買いしたなら、ガレージや地下室、
床下などに置いておくのが良いでしょう。
すぐに使う分はパントリーや引き出しなどに入れておきます。
寒気がよく、涼しくて暗い、乾燥した部屋に置いておきましょう。
⒑ じゃがいも
ジャガイモの花は、葉の付け根から花茎を長く伸ばし、
先端に多数の花を付けます。
薄紫色やピンク色、白い花などがあり、
品種によって色が違い、清楚でとてもきれいな花です。
かの、マリー・アントワネットが好み髪飾りにしていたことは有名です。
じゃがいもは涼しくて暗い場所を好みますが、冷蔵庫ほどの冷気には弱く、
湿度が高いと傷みやすくなります。
冷蔵庫のように温度が低い場所では、
じゃがいもに含まれるでんぷんが糖に変わりやすくなってしまいます。
つまり、味が落ちてしまいます。
また、じゃがいもは湿気にも弱いので、
買ってきたら袋から取り出して風通しの良い場所に置きましょう。
皮に水分が付着していないか確認しましょう。
じゃがいも専用の箱を用意するのもおすすめです。
じゃがいもは本来とても長持ちする野菜で、
きちんと扱えば4~6ヶ月も持たせることができます。